Windows 11 でドライバー署名の強制を無効にする方法

Windows 11では、Windows 回復環境 (WinRE) を使用して「ドライバー署名の強制」を無効にして、未署名のドライバーをインストールすることができます。ドライバー署名の強制は、システムをロックダウンし、Microsoft によって署名されたドライバーのみの使用を許可するセキュリティ機能です。

コードの整合性と発行者の身元を検証して、パッケージが変更されていないことを確認することを常にお勧めします。ただし、信頼できるソースから古いバージョンのドライバーをインストールしたり、製造元から署名されたドライバーが提供されていない可能性のあるデバイスをインストールしたり、署名のないカスタムドライバーをテストしたりする必要がある場合があります。

理由に関係なく、Windows 11 には、起動時に回復設定を使用して未署名のドライバーをインストールするための署名の強制を無効にする少なくとも 2 つの方法が含まれています。

このガイドでは、署名の強制を無効にして、Windows 11 に署名のないドライバーのインストールを許可する手順を説明します。

Windows 11 でドライバー署名の強制を無効にする

Windows 11 で署名の強制を無効にするには、次の手順を実行します。

1. Windows 11 で[設定]を開きます。

2. [システム]をクリックします。

3. 「回復」タブをクリックします。

4. 「回復オプション」セクションで、「詳細な起動」設定の「今すぐ再起動」ボタンをクリックします。

   

5. [トラブルシューティング]をクリックします。

6. [詳細オプション]をクリックします。

7. [スタートアップ設定]をクリックします。

   

8. 「再起動」ボタンをクリックします。

   

9. F7または7キーを押して、「ドライバー署名の強制を無効にする」オプションを選択します。

   

手順を完了すると、Windows 11 は通常どおり起動しますが、署名強制機能がオフになり、署名のないドライバーをコンピューターにインストールできるようになります。インストール後、次回の再起動時にドライバー署名の強制が再度有効になり、別のドライバー (該当する場合) をインストールする手順を繰り返す必要があります。

「bcdedit /set testsigning on」コマンドを使用してセキュリティ機能を無効にすることもできます。ただし、Windows 11 ではセキュア ブートを有効にする必要があるため、コマンドを実行するとエラーが発生します。