OpenBSD 6でMariaDBを設定する

この記事では、OpenBSD 6にMariaDBをインストールし、chrootされたWebサーバー(ApacheまたはNginx)からアクセスできるように設定する方法を紹介します。また、MariaDBをchrootされていないアプリケーションで利用できるようにする方法についても学びます。

注:このチュートリアルのすべてのコマンドは、コマンドラインウィンドウでroot権限で実行する必要があります。

手順はOpenBSD 6.1 AMD64インストールでテストされました。

準備

環境変数PKG_PATHが構成されていることを確認してください。

echo $PKG_PATH

空の場合は、次のコマンドで構成します。

export PKG_PATH=http://ftp3.usa.OpenBSD.org/pub/OpenBSD/$(uname -r)/packages/$(uname -m)/

ステップ1:MariaDBをインストールする

pkg_add -v mariadb-server

ステップ2:システムの起動時にMariaDBを起動できるようにする

rcctl enable mysqld

ステップ3:MariaDBを起動する

/usr/local/bin/mysql_install_db

ステップ4:パフォーマンスの微調整(オプション)

MariaDBが大量のトラフィックを処理すると予想される場合は、次の行をファイルに追加します/etc/login.conf

 mysqld:\
   :openfiles-cur=1024:\
    :openfiles-max=2048:\
    :tc=daemon:

次のコマンドを実行して、login.confファイルのバイナリ形式を生成します。

cap_mkdb /etc/login.conf

ステップ5:インストールを保護する

安全なインストールコマンドを実行して、MariaDBのセキュリティをさらに強化します。

/usr/local/bin/mysql_secure_installation

rootパスワードを設定し、テストデータベースを削除して、リモートrootログインを無効にするように求められたら、質問に答えます。rootの初期パスワードは空白です。

ステップ6:MariaDBソケットの場所を変更する

MariaDBソケットの場所を変更して、chrootされた環境からアクセスできるようにします。

httpdベースまたはnginxポートのデフォルトはにchrootされている/var/wwwので、ソケットをに入れて、chrootされたWebサーバー用/var/www/var/run/mysql/mysql.sockに見えるように/var/run/mysql/mysql.sockします。

ディレクトリを作成します。

install -d -m 0711 -o _mysql -g _mysql /var/www/var/run/mysql

編集/etc/my.cnf[client]セクションとセクションの両方で、次[mysqld]の行を変更します。

socket = /var/run/mysql/mysql.sock

に:

socket = /var/www/var/run/mysql/mysql.sock

ステップ7:MariaDBを手動で起動する

 rcctl start mysqld

ステップ8:MariaDBをテストする

次のコマンドを実行して、MariaDBをテストします。

  mysql -uroot -p

前のステップで設定したパスワードでログインできるか確認してください。

mysqlchrootされていないアプリケーションがMariaDBにアクセスできるようにするには、フォルダーのソフトリンクを作成する必要があります。ディレクトリに変更mysql.sockした後/var/www/var/run/mysql、chroot されていない一部のアプリケーションがそれを見つけられない場合があります。その場合は、/var/www/var/run/mysqlディレクトリ/var/run/(デフォルトのmysql.sock場所)へのソフトリンクを作成することで解決できます。

 ln -s /var/www/var/run/mysql /var/run/

次に、この変更を永続的にします。OpenBSDが起動すると、/var/runディレクトリの下のすべてがクリアされるため、リブートするたびにソフトリンクを再作成する必要があります。これを行うには、ステップ9のコマンドをというファイルに入れます/etc/rc.local。このファイルは、起動プロセスの最後に起動スクリプトによって実行されます。この/etc/rc.localファイルはデフォルトでは存在しません。OpenBSDに同梱されているサンプルファイルからコピーして、ソフトリンクを追加することで作成できます。

cp /etc/examples/rc.local /etc/
echo "ln -s /var/www/var/run/mysql /var/run/" >> /etc/rc.local

結論

それでおしまい。これで、MariaDBサーバーの準備が整いました。

MariaDBに関するもう1つの注意事項は、のmax_allowed_packet設定です/etc/my.cnf。デフォルト値はある1Mのため[mysqld]のセクション。別のサーバーからダンプファイルをインポートするときに問題が発生した場合は、それを16Mまたは64Mに増やしてから、MariaDBを再起動してください。



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