Windows Server 2012でリモートアクセスを使用してVPNサーバーをセットアップする

• 手順1：リモートアクセスの役割をインストールする
• ステップ2：ルーティングとリモートアクセスの設定
• ステップ3：ユーザーに接続を許可する

このガイドでは、Windows Server 2012を使用してPPTP VPNをセットアップする方法について説明します。ここでは、リモートアクセスの役割を使用してVPNをセットアップし、個々のユーザーにそれを使用する権限を与えます。

手順1：リモートアクセスの役割をインストールする

リモートアクセスの役割をインストールするには、サーバーマネージャーを開き、[管理]をクリックして、[役割と機能の追加]を選択します。設定によっては、別のインストールタイプを使用する必要がある場合があります。ただし、ローカルサーバーにリモートアクセスをインストールするだけの場合は、[役割ベースまたは機能ベースのインストール]を選択し、[次へ]をクリックします。

この場合も、セットアップによっては、宛先サーバーを変更する必要がある場合があります。ローカルサーバーにリモートアクセスをインストールするだけの場合は、サーバープールからローカルサーバーを選択し、[次へ]をクリックします。

「リモートアクセス」ロールを選択し、「次へ」をクリックします。インストールする必要のある機能がないため、プロンプトが表示されたら[次へ]をクリックします。

リモートアクセスに使用する役割サービスを尋ねられたら、[DirectAccess and VPN（RAS）]と[Routing]を選択します。「次へ」をクリックします。

[インストール]をクリックして、リモートアクセスとIISをインストールします。IISは、リモートアクセスが機能するための要件です。

ステップ2：ルーティングとリモートアクセスの設定

「ルーティングとリモートアクセス」を設定するには、同じ名前でアプリケーションを開きます。

サイドバーにサーバーの名前が表示されます。右クリックして、このサーバーに「ルーティングとリモートアクセス」を設定します。「ルーティングとリモートアクセスの構成と有効化」をクリックします。これによりウィザードが開き、この場合はVPNのセットアッププロセスが案内されます。概要を読んだ後、「次へ」をクリックします。

このサービスで有効にするサービスを尋ねられたら、「カスタム構成」を選択し、「次へ」をクリックします。有効にしたいサービスは「VPNアクセス」なので、チェックして「次へ」をクリックします。

構成する内容の概要が表示されます。これが正しい場合は、[完了]をクリックして、[ルーティングとリモートアクセス]でVPNを設定します。

サービスの開始を求められたら、「サービスの開始」をクリックします。これにより、「ルーティングとリモートアクセス」サービスが有効になります。サービスが開始されるのを待ちます。

ステップ3：ユーザーに接続を許可する

ネットワークでドメインを使用している場合は、Active Directoryから個々のユーザーに対してVPNアクセスを有効にできます。「Active Directoryユーザーとコンピューター」を開き、VPNアクセスを許可するユーザーに移動します。このユーザーを編集して、[ダイヤルイン]タブに移動します。[ネットワークアクセス許可]で[アクセスを許可]を選択します。これで、ユーザーはVPNサーバーに接続できるようになります。